旅は非日常を味わえる。
それが旅の醍醐味だ。
しかしその非日常を味わっている最中
現地に住んでいる人々にとっては、
そこは日常なんだと思うこともしばしば。
トロント留学から帰ってからも、
ほぼ毎年訪れているトロントでは
たまに前の年と同じ店員さんに対応してもらうことがある。
もちろんあちらは気がついていないだろう。
店員さんにとっては単なる日常。
たくさんのお客さんを相手にしているのだし。
しかしこちらはよく覚えているものだ。
なんてたって非日常だもの。
去年も行ったことがあるフードコートで食事をした。
同じ店員さんがいた。
実は「その店員さんいるかな?」と2人で話しながら行ったものだから
嬉しさは倍増。
去年、たくさん話しかけられたからその店員さんのことをよく覚えている。
年配の女性だ。
7個か8個の質問をされた。
「留学生なのか?」
「よくここが分かったね」
「この辺りに住んでいるのか?」
1人がレジに行き1人がテーブルに座っていたので、
テーブルを見て「あちらは連れか?」とも聞いてきた。
「そうだ」と答えた。
席に戻って料理の蓋を取って驚いた。
そこには山盛りの料理が!!
明らかに普通よりも多かった。
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そういえば・・・
「あちらは連れか?」と聞かれた時
たくさん料理を注いでくれていたかも。
きっと、
2人でシェアするんだろうと多めに入れてくれたのだ。
そんなことがあったものだから、再び訪れたかった。
無事にその店員さんの姿をまた見ることが出来て
2人でこっそりほっこりした。
今回もまたその店員さんに対応してもらった。
今回の質問は1つだけ・・・
「フィリピン人か?」だった。
店員さんにとっては単なる客の1人いや2人。
私たちにとっては、日本でもたまに思い出す
トロントの特別な店員さん。
またきっとそこを訪れるだろう。
次回はどんな質問をされるか楽しみだ!!
