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記憶力はいい方である。
学生の頃はノートの隅から隅まで覚えてテストに臨んでいた。
ある年のトロント旅行では1年前と同じ宿を予約。
1年前に泊まったのだからと、宿の場所を事前に確認しなかった。
自分の記憶に変な自信があったのだ。
チェックインの時間が迫ってくるがまだまだ余裕。
15分前になり、宿に近づいてくる。
そうそうこんな景色だったと足取りも軽やかだ。
どんどん進む。
するとB子が言った。
「あれ??この景色、ちょっとおかしい。」
確かにおかしい。
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宿の近くには来ているはずなのに宿に着かない。
おかしいな~と思いながら、焦った。
そう、何も事前に調べていなかったからだ。
しかもここではインターネットは使えない。
あっ、そうだ!!あの手があった!!
思い出したようにスマートフォンの写真フォルダーを探る。
確か、今回でなく1年前には住所を保存していたはずだ。
しかし私の写真フォルダーは7千枚を超えているので、
探すだけで一苦労。
なんとかかんとか、ようやく探し出し、
宿に行くストリートの名前を確認した。
ストリート名が分かればこっちのもの。
やはり少しだけ行き過ぎていただけだった。
行き過ぎた分を戻って、
ストリートを曲がると宿に着き、そこで腕時計を見た。
するとチェックインの時間ピッタリ。
遅れるでもなく、早くもなくピッタリだ。
インターホンを押すと宿の人に
「ピッタリに来られましたね」と言われた。
「いや~、これでも結構迷ったんですよ」と答えた。
2度あることは3度あるのだろうか。
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